求職者は美術館へ無料で行ける?
求職者として、文化施設を無料or割引価格で利用できるようになった体験談です
求職者は美術館、博物館に無料or割引価格で入ることができるらしい
今回はPôle emploiに求職者として登録し、享受できるようになった恩恵についてお話しします。
フランスでは美術館や博物館、モニュメント、映画館など、失業者/求職者、RSAなどの最低限の社会保障を受けている人は無料もしくは割引価格で利用することができます。
気兼ねなく文化施設を利用できるので、本当にありがたいです。
私もこの制度を利用してこれまでに、
- 自然史博物館(Grande Galerie de l’Évolution):通常料金10€のところ無料
- オルセー美術館:通常料金16€のところ無料
- ヴェルサイユ宮殿:1日パスポート通常料金27€のところ10€
などなどに行ってきました。
ほかにもルーブル美術館やポンピドゥーセンター、オランジュリー美術館など有名な美術館へ無料で行くことができます。 無料で行ける美術館、博物館のリストはこちらのサイトで確認できます。
利用方法
この制度を使う場合、公式サイトに割引対象としてDemandeurs d’emploi(求職者)が明記されているか確認しましょう。 ※施設や時期によって条件がまちまちなので、確認必須です。
割引対象か確認できたら、入館予約の際にRéservation gratuite(予約無料)やTarif Réduit(割引価格)と書かれているチケットを選択します。 あとは通常の予約方法と同じです。
当日は受付でチケットを見せる際に後述のAttestation de situation(証明書)を要求されるので、それを係員の方に見せればOKです。
Attestation(証明書)のダウンロード方法
上記の証明書はPôle emploiのマイページから入手することができます。
- Pôle emploiのEspace personnelへアクセス
- Mes allocationsのAttestations Pôle emploiをクリック
- プルダウンのAvis de situationを選択してVALIDER
これで証明書のPDFをダウンロードが完了です。 私はこのPDFを印刷して、財布に忍ばせて常に持ち歩いています。 一般的に3ヶ月以内の証明書が必要なので、2ヶ月ほど経ったら最新のattestationを再度ダウンロード・印刷します。
テニスコートの予約をしてみた
美術館や博物館以外にもテニスコートも無料予約できるという情報を発見。 コートを予約する前にマイページで求職者としての申請が必要なので、以下の通り申請を行いました。
パリ市営コートの予約・アカウント作成方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
PARIS|TENNISで自分のアカウントが作成できたら、
- MON PROFILEをクリック
- Mon tarifをクリック
- Mettre à jour ma tarificationというボタンをクリック
- 先ほどダウンロードした証明書のPDFをアップロード
7日以内には申請が受け入れられたかどうか連絡するとのことでしたが、 1-2日で「登録完了しました!無料で使えます。」とメールがきました。
実際に予約画面に行くと、普通に予約すると〇〇€となっているところが、0€となってました。
予約当日
コートを使用する前に受付に行く必要のある・なしは施設によるかもしれませんが、無料で予約している場合は身分証明書(私の場合は滞在許可証)の提示が必要のようです。 無料になる権利を他の誰かに貸したりしないよう、本人確認が必要なのかもしれません。