フランスでの妊娠発覚〜稽留流産@Patrick DOUIEB先生

フランスでの妊娠発覚〜稽留流産までの記録

日本語が堪能なPatrick DOUIEB先生に診てもらいました

フランスでの妊娠発覚〜稽留流産に至るまでの記録です。 当方30代前半、初めての着床でした。 保険はCarte Vitale、海外のプライベート保険に入っています。 Mutuelleは入っていません。

妊娠前より、かかりつけの婦人科医を私立病院のアメリカンホスピタルかDoueib先生か、で迷っていたのですが、 家からも通いやすいのと、市立病院での出産で費用が比較的安くなるという点でDouieb先生を選びました。

全体的な感想

結論、Doueib先生を選んでとてもよかったと思っています。 家からの通いやすさも大事ですが、日本語で会話できること、先生自身が優しく質問がしやすくアットホームな雰囲気が良かったです。 当方在仏2年ほどで会話フランス語レベルはB1程度なので、表面的に話はできかもしれませんが、 細かい質問がしづらかったと思うので日本語でやりとりできたのはとてもありがたかったです。

重要情報

毎回の診察費用は75€で、支払い方法は現金のみです。

Douieb先生は現在分娩を、出産する場合は別の市立病院にて別のフランス人の先生に担当してもらうことになります。(結果的に出産することはなかったのですが、予定していた病院で産む際はフランス語ないし英語での会話が必要になったと思います。)

時系列記録

3/6 妊娠検査薬で陽性確認

3/7 予約〜初回診察 (5週目)

午前中Douieb先生へ直接電話し、当日の夕方には初回診察の予約がとれました。 電話では前日に陽性だったことのみお話ししたと思います。 ちょっとうろ覚えですが、他詳細を聞かれることはなかったです。

アパートでインターホンを鳴らしたら開けてもらえます。(ブザー音が大きめでちょっとびっくりします) 階段を上がってすぐの扉を開けて、さらに扉を開けた先に待合室があるのでそこで待機します。 しばらくすると先生が呼んでくださりました。 診察室の入口と出口は異なるので、他の患者さんと会うことはないです。

年齢や病歴などの基本情報の確認と最終月経開始日について話をしたあと、 経膣エコー検査を実施。羊水は確認できたものの、胎芽は見られなかったので、次回約2週間後の診察で確認することに。

全く別件ですが、副鼻腔炎で他の病院にかかっておりCTスキャンを予定していたので、 CTスキャンをしていいかどうか相談をしました。 スキャンするとしても頭部のみですが、特段状況がひどくなかったというの なるべく放射線を浴びることは避けたほうがいいのでは、というアドバイスだったため 一旦CTスキャンはキャンセルをしました。

3/20 診察2回目 (7週目)

経膣エコー検査を実施。胎芽がおよそ3〜4mm程度と、7週目の平均的な大きさ(およそ10mm)よりもかなり小さかったです。 5週目5日ほどの大きさとのことでした。 この時点で、胎芽が上手く育っておらず流産の可能性は80%と言われました。 次回約2週間後の診察で成長しているかどうかの最終確認をすることに。

これも全く別件ですが、背中の粉瘤がひどくなっていたのを相談したところ 抗生物質の処方箋を出していただけました。

4/3 診察3回目、稽留流産の確定 (本来であれば9週)

経膣エコー検査を実施。胎芽が全く成長していないことを確認して、稽留流産が確定しました。 大きさ的には5-6週で成長が止まっていたのだと思います。

ある程度覚悟はしてたものの、やはり言い渡されると悲しいものでした。 悲しい反面、涙と鼻水でズルズルだったので、この日マスクをしていて良かったとマヌケなことも考えてました。

一旦2週間ほど自然排出されるのを待って、何もなければ再度診察することになりました。

このとき夫が日本に出張しており、同席できなかったのですが電話をスピーカーにして3人で会話することができました。

この診察から次の診察まで、おりものや経血などの自然排出の兆しが何もありませんでした。

4/19 診察4回目と薬局巡り (本来であれば11週)

念のためのエコー検査を実施。画像も一緒に見たところ、羊水の内部の圧力が徐々に減っており少しぺしゃんこになっているとのことでした。 以下、1)排出を促す薬と 2)痛み止めの薬 の処方箋と、 もしも大量の出血をしたり、この薬が全く効かなかったりした場合の救急病院の紹介状をいただきました。

  1. Misoprostol IMG (GYMISO 200MCG)
  2. Paracétamol + opium + caféine (LAMALINE GÉLULE)

このあと処方箋を持って薬局に行ったのですが、これが少しだけ苦労しました。 3軒の薬局を周りましたが、どこも1)の薬は取り扱いがない、在庫がないという回答。 おそらくですが、通常では在庫していないものなのだと思います。。

諦めて4軒目に行こうとしましたが、3軒目で普通の薬局にはないものなのか?と再度確認したところ、 注文はできるかも〜ということだったのでお願いしました。 そして注文は可能、今注文すれば翌日朝開店すぐに取りに来られるとのことだったのでその場で支払いをしました。 2)の痛み止めはその日に貰えました。

そもそも薬局で注文ができることを知らなかったので、もしも在庫がないと言われた場合は注文可能か確認してもいいかと思います。 1軒目でも3軒目と同じような質問をしましたが、注文できるとは言われなかったのでもしかしたら薬局にもよるのかもしれません。

4/20 を服用

朝開店1時間後に薬局へ行き無事貰えました。 ちなみに引き換える時は処方箋ではなくレシートを要求されました。お忘れのないように。

この日の午後に服用、結果的に予定通り6時間後効果が出て無事排出完了となりました。

以下服用後の体調の変化です。

14:00 排出を促す薬GYMISOを服用。また大きめのオムツのようなナプキンを着用。

この間特に体調に問題なし。

17:00 少しお腹に痛みが出てきたので、痛み止めLAMALINEを服用。

ベッドで休む。

18:30 ちょっとだけ鮮血がトロっと出てきた。

夜ご飯を食べる。

20:35 食べている間に、大量に出血し始めたのを感じる。(ぽんっと水風船が割れたような感覚)
      どす黒いレバー状の排出物を確認。一気に気分が悪くなってくる。
      貧血のようになってしばらく座り込む。気分が少しマシになって立つと、どんどんスルっと出始める。
20:40 浴室に移動。気持ちの悪さから軽く嘔吐。

21:20 レバー状2回目。

22:20 色が鮮血ぽくなる。

23:00 レバー状X2 3回目。

合計5回ほどおむつナプキンを交換。量的には通常の生理の2日目の量X3倍分くらいが一気に出てきたという印象です。 出血が始まってから1時間後、救急に行くべきか迷い、先生に電話したところ一旦様子を見てということで家で待機しました。 どれくらいの出血量が多いのか判断できずに救急に行くか迷っていましたが、一旦落ち着いて先生に相談できてよかったです。

2時間半ほどで出血が少しずつ少なくなり、翌朝までに大量出血はありませんでした。 排出物から胎嚢を探しましたが、それらしい形のものがなく結局見つかりませんでした。

この日の反省点としては、ご飯とお風呂を早めに済ませておくべきだったことです。 夜ご飯は軽めにおにぎりを食べていたのですが、それでも少し吐いてしまったので、 なるべくご飯は早めに済ませておいた方がいいと思いました。

排出後は、お風呂に入る元気もなかったので翌朝に。

あと気分が悪くなった時に水を飲んでいたのですが、上を向くのもつらかったのでストローを買っておけばよかったと思いました。

4/21以降

翌朝は生理痛中のような腰痛がありましたが、その後の体調は4/24現在も特に問題ないです。 普段の生理4日目くらいの出血は続いていますが、腹痛もなく元気に過ごしています。

また3週間後にDoueib先生のところに行ってちゃんと排出されたか最終確認のため診察へ行く予定です。

以上、フランスでの妊娠発覚〜稽留流産までの記録でした。

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